日本の唯一の得点を決めたFW田中美南(27)は、涙ながらに悔しさをかみしめた。「得点も1点に終わって、勝てなかったので、悔しいのが当たり前かと思います」。世界との差について問われると「やっぱり、得点のところ、得点力ですかね。1点取ってからの追加点は遠かった。フィジカルで失点し、それを上回るポゼッションは出来ていたけど、やっぱりシュートまでいけていたかというと、そうではない」と話した。

2年後には、ワールドカップ(W杯)を控える。その話題になると、さらに涙がこぼれた。「この大会にかけていた思いがあって、今はまだ2年後までは正直考えられない」と言葉を振り絞った。「個人的なことを言えば、ドイツに行ってから、ボール収めることに余裕が出た。こういう苦しい時に、どんな状況でも得点するFWになるしかないと思います」と飛躍を誓った。