森保ジャパンはPK戦の末にニュージーランドを下して、2大会ぶりの4強入りを決めた。GK谷晃生(20=湘南)が、相手2人目のPKを止めた。

MF久保建英(20=Rマドリード)は、120分間フル出場。4戦連続ゴールとはならなかったが、最後まで相手ゴールに迫った。「谷選手がチームを救ってくれたし、チーム一丸となってPK戦に勝ててすごくうれしい。今日は(得点できず)守備陣に迷惑をかけてしまったし、チーム一丸となって勝ててよかった」と4強入りを喜んだ。

準決勝では、第2の故郷スペインと対戦する。大会直前の17日に行った国際親善試合でも対戦しており、1-1で引き分けている。

久保は「1次リーグが始まるとき、普通にいけば準決勝でスペインだと思っていた。100%の力で行こうと思っていますし、120%、150%でチームを勝たせたい」と宣言。「どうせ2試合やるなら最終日、しっかり決勝の舞台で戦いたいし、リラックスして次の試合も全力で戦いたい」と力強く意気込んだ。

◆7月17日のスペイン戦VTR 強化試合で対戦。日本は先制したが逃げ切ることはできず、1-1で引き分けた。前半42分、MF久保が左サイドをドリブルで突破し、中央へクロス。走り込んだMF堂安が左足で決めた。両チームとも多くの選手を入れ替えた後半はピンチをしのいでいたが、33分にMFソレルに同点ゴールを許した。日本の最終的なボール保持率は36%。スペインは後半途中出場のA代表の主力でもあるMFペドリが攻撃にリズムを生んだ。