ブラジル・オリンピック委員会は同国男子サッカー代表チームがメダル授与式で公式ユニホームを着なかったことを批判したと、AP通信が報じている。

同国代表団の公式ユニホームはピーク・スポーツ社製のもので、メダル授与式などでの着用が義務づけられていたという。だが、男子サッカーで五輪2連覇を果たしたブラジルの選手は金メダルを受け取る際、長ズボンははいていたが、ジャケットは腰に巻いており、上半身はナイキ社製の試合用シャツがあらわだった。選手は自国メディアにサッカー連盟の指示に従っていたと話しており、サッカー連盟の認識不足だったようだ。

同国の他競技の選手からは、サッカー選手は五輪選手としての自覚が足りないという意見や、規則違反によってスポンサーとの関係が悪化することを懸念する声が出ているという。12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪では同国代表団の公式ユニホームはナイキ社製だった。