女子テニスで、世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)がついに東京オリンピックの会場で本格始動だ。19日、本番会場である有明コロシアムで初練習を行った。1番コートでの練習が予定されていたが、急きょ、センターコートに変更。気温33度の蒸し風呂状態の中、約1時間、吉川真司代表コーチ、フィセッテ・コーチらと軽く汗を流した。

大坂は、オレンジ色の派手なシャツに、下は真っ黒なスパッツ。「TOKYO2020」の文字が入ったバックフェンス前で、時折、武器である豪快なストロークを放った。髪はドレッドヘアで、1部をピンクに染めたような色合いだ。派手派手な五輪“デビュー”となった。

大坂は、17日早朝に、フィセッテ・コーチと中村豊トレーナーとともに日本着。拠点とする米国のハードコートで、念願の五輪制覇に向け、しっかりと練習を積んできた。18日は時差調整などで休憩し、この日から始動する形となった。

大坂は、5月の全仏開幕前に、自身のSNSで、選手のメンタルケアが不十分という理由で、会見拒否を宣言。1回戦勝利後、会見を拒否し罰金1万5000ドル(約165万円)を科された。2回戦を戦わずに棄権し、続くウィンブルドンは欠場。休養をしていた。

念願の五輪初出場だ。13年に20年夏季五輪の東京開催が決定して以来、「地元の五輪で金メダルを取るのが最大の夢」と言い続けてきた。テニス界は、多くの選手が欠場する中、「五輪に出るためなら、2週間の隔離も受け入れる」と、母国での日の丸に熱い思いを傾けてきた。

22日に、本戦組み合わせが決まる。今のところ、大坂の第2シードは確定している。欠場がない限り、世界1位でウィンブルドン覇者のバーティ(オーストラリア)が第1シードだ。テニス競技の開幕は開会式の翌日、24日からとなる。

◆東京五輪のテニス 男女とも64選手が出場するシングルスは3セットマッチで最終セットはタイブレーク。シードは第16まで。トーナメント制で3位決定戦がある。女子シングルスは1回戦が24日に始まり、3位決定戦、決勝は31日。