24日に開幕する東京オリンピック(五輪)のテニス競技の本戦組み合わせ抽選が22日、会場で行われ、世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)は、1回戦で同52位の鄭賽賽(中国)と対戦することになった。

大坂は、5月の全仏開幕前に、自身のSNSで「選手の心へのケアがされていない」として、記者会見の拒否を宣言。1回戦勝利後、会見を拒否し、罰金1万5000ドル(約165万円)を科された。2回戦前に、4大大会に初優勝した18年全米以降、「うつ」症状だったことを告白。当分の間、休養するとして、続くウィンブルドンは欠場した。

東京五輪は、全仏1回戦以来の復帰戦となる。13年に20年の夏季五輪が東京開催に決まってから、「ずっと母国の五輪で金メダルを取るのが夢」と言い続けてきた。あるときは、テニス選手の多くが、価値を五輪より高く置く4大大会と比較し、「五輪の方が上。世界中のアスリートの目標だし、夢の舞台だから」とも公言していた。