10日から鹿児島県の薩摩川内市で東京オリンピック(五輪)の事前キャンプを行っている男子バレーボール日本の初戦(24日)の対戦相手、ベネズエラ代表の歓迎式が12日、同市で実施された。

歓迎式は新型コロナ感染症対策のため、薩摩川内市役所とサンアリーナせんだいの間でオンライン実施。田中良二市長(64)は「ブエノス・ディアス! ようこそ薩摩川内市にお越しいただきました。心より歓迎します」とあいさつ。ベネズエラが薩摩川内市入りした10日は、大雨の影響で練習場所のサンアリナーナせんだいにも避難者がいたため、チームの出迎えや練習を中止。翌11日からの練習開始となった。「お出迎えができず、失礼しました」と言う田中市長に、ロナルド・サルティ監督(41)は「何より人命が先だと思いますので、おわびの必要はない。被害にあった方に心からお見舞い申し上げます」と答えた。

セッターのホセ・マヌエル主将(32)は大雨による影響について「長旅で疲れていたが、ゆっくりできたので、モチベーションが高まって昨日から練習できた」と話した。

同市では、アルゼンチン代表チームも13日から事前キャンプを実施する。