日本(世界ランキング5位)はセルビア(同10位)に0-3でストレート負けを喫した。これで1次リーグの勝敗は1勝1敗となった。

第1セットはリードを許す展開の中で粘り、一時は逆転。しかし、前回の16年リオデジャネイロ五輪銀メダルと地力のある相手に最後は交わされて23-25で落とした。

続く第2セットも相手の193センチのボスコビッチのパワフルなアタックなどに苦しみ、一方的に押し切られて16-25で落とすと、第3セットも流れを変えられず序盤からリードを許す苦しい展開に。しかし、そこから徐々に盛り返して23-23の同点に追いつくと、林琴奈のアタックで逆転。意地をみせたが、そこからセルビアに連続ポイントを許し、26-24で3セット目をとられてストレート負けとなった。

石川真佑(東レ)は「第3セットで粘れている展開はあったんですけど、それを全セットで見せられたらよかった」と振り返った。次戦は29日にブラジル(世界ランキング2位)と対戦する。「とにかく自分たちのプレーをやっていきたいですし、1点1点全力でとりにいきたい」と意気込んだ。

日本はストレート勝ちをおさめた初戦のケニア戦でエースの古賀紗理那(25=NEC)が負傷退場。右足を痛めて、この日は松葉づえ姿でチームメートの戦いを見守った。ネーションズリーグでチーム最多、全体5位の254点を挙げた大黒柱を欠く中での戦いとなっており、今後の試合にも不安の残る敗戦となった。