ミハイン・ロペスヌネス(キューバ)が、ジョージアの選手を5-0で破り、男女の個人種目で全競技を通じて史上6人目の4連覇を達成した。同階級でアレクサンドル・カレリン(ロシア)が00年シドニー大会で4連覇を狙ったが、決勝で敗れて逃していた。

ロペスヌネスは、04年アテネ大会から5大会連続で出場した。現在の130キロ級にあたる120キロ級で出場した04年アテネ大会は5位だったが、08年北京大会から見事4連覇を達成した。大会の開会式では08年北京大会から4年連続でキューバ代表の旗手を務めるなど、キューバの英雄的存在だ。

過去の4連覇達成者は以下の通り。

◆個人種目の夏季五輪4連覇

P・エルブストロム(デンマーク)ヨット男子フィン級=1948~60年

A・オーター(米国)陸上男子円盤投げ=1956~68年

C・ルイス(米国)陸上男子走り幅跳び=1984~96年

M・フェルプス(米国)競泳男子200m個人メドレー=2004~16年

伊調馨(日本)レスリング女子58キロ級=2004~16年