春日の同級生ジョシュアで1等ーす/JC
<ジャパンカップ>
G1馬9頭が集う28日のジャパンC(G1、芝2400メートル=東京競馬場)で、アイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎の刺客ジョシュアツリー(牡3)が外国馬の目玉になる。担当する本木剛介厩務員(32)は、オードリーの春日&若林と中学、高校の同級生。大ブレークしたお笑いコンビに続けとばかりに、故郷に錦を飾る。
ジョシュアツリーの調教を担当する本木厩務員は、単身アイルランドに乗り込んで8年目を迎え、念願のジャパンC挑戦を果たす。日大二中・高ではオードリー春日俊彰、若林正恭と机を並べた仲だった。「芸人になったというのは聞いていたけど、まだ売れていなかった。今でも見た目にはほとんど変わりませんね」と懐かしそうに目を細める。そして「当時とはキャラは違いますね。春日はおとなしくてまじめ。若林はやんちゃなグループに入ってましたね」と、2人の過去を暴露? してくれた。
小金井市出身で東京競馬場とは目と鼻の先で育った。高校生の時に友人と見に行ったナリタブライアンのダービーで馬に魅せられ、以来、カメラを携えて東京競馬場に通った。卒業を前に進路を競馬の世界に決め、牧場に手紙を出して飛び込んだ。「あんまり勉強が得意じゃなかったので。ほとんどが大学に進学する学校だったので、変わってますよね。その意味ではあの2人もそうですけど」と笑った。
北海道のノーザンファームで競走馬の基礎を学んだ後、海外修業を決意。03年に後輩のつてで紹介されたのが、現在所属する超名門A・オブライエン厩舎だった。「勝ちまくっているから自然と名前は知ってましたよね。ラッキーでした」。過去に担当したイェーツは英G1のゴールドカップを4連覇し、カルティエ賞欧州最優秀ステイヤーを4年連続で受賞した名馬。経験を積み、若くしてその技量は折り紙付きだ。
まだ3歳のジョシュアツリーは前走カナディアン国際SでG1を初制覇して勢いに乗る。今春に両前のひづめを傷め、英・愛ダービー出走はかなわなかったが、2歳時にはロイヤルロッジS(G2)を1分39秒5で優勝。同日に同じマイルで行われた古馬G1のクイーンエリザベス2世Cとは0秒7差で、非凡な能力の持ち主だ。当初は香港遠征が予定されていたため、JCへの出走登録がなかった。だが、本木厩務員がオブライエン師に進言して参戦が実現。「エイダンに話したら(レース間隔も)ちょうどいいと言ってくれた。アイルランドに渡ったころはジャパンC参戦が目標でした」。海外修業当時に抱いていた夢が現実になった。
23日は千葉・白井の競馬学校から決戦の地、東京競馬場に移動。ほかの外国馬スタッフと馬場を入念にチェックした。「いい馬場ですね。でも道悪に限らずどんな馬場でも大丈夫。できればスタミナ比べになってくれれば。一緒に調教している外国馬には負けたくない」と外国馬最先着を誓った。【山本幸史】
[2010年11月24日8時20分 紙面から]
関連ニュース
PR
- 調教師引退…ダノンなど164頭が転厩 [28日18:18]
- 始動ディソールいい感じ/チューリップ賞 [28日17:56]
- バリアシオンG1権利取りだ/弥生賞 [28日17:40]
- ヴィクト世界制覇へひとまくり/中山記念
[28日08:43]
- キャプテン粘って皐月ワンツー/中山記念 [28日07:44]
- 長島大介まくり連勝 Vへ先行勝負/競輪 [28日08:12]
- 飯田辰哉3番手から一気に差し切る/競輪
[28日08:11]
- レーサーだって女の子!?
[28日07:37]
- インパラ地力に期待/きさらぎ賞 [29日17:36]
- 東京マイル得意クラレント/東京新聞杯 [29日17:36]
- レガーロ仕上がり80%以上/きさらぎ賞 [29日17:30]
- マッジョーレ逆襲十分/東京新聞杯 [29日17:27]
- スマイル今年も欠かせない!/東京新聞杯 [29日17:27]
- 根岸S勝利のマシュウ右前脚骨折 [29日17:25]
ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは