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パテック得意コース&盾男で本領/天皇賞

鈴木良一は3枠5番の好枠を引いたサダムパテックで勝負
鈴木良一は3枠5番の好枠を引いたサダムパテックで勝負

<鈴木良一のG1フルスイング:天皇賞・秋>

 中距離NO・1を決める天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、28日=東京競馬場)は、武豊騎手(43)が大波乱を起こす。先週の菊花賞を○◎の本線で的中させた鈴木良一は、3枠5番の好枠を引いたサダムパテック(牡4、西園)で勝負する。前々日売りで単勝74・4倍!(12番人気)。24年連続参戦で現役最多の5勝と秋の盾に縁のある鞍上が、天覧競馬の勝者にふさわしい。

 天皇賞といえば、武豊だ。「平成の盾男」-春秋合わせて11度の優勝は歴代最多。秋に限っても現役最多の5勝を挙げる。10年ジャパンCを最後にG1から遠ざかっているとはいえ、天皇賞では無視できない。◎サダムパテック。もちろん馬の実力も十分だが、武が手綱を取るからこそ本命を打つ価値がある。

 G1勝ちこそないが、同じ東京2000メートルで行われた昨年の皐月賞でオルフェーヴルの2着に入った実力馬。しかも、1番人気はこちらだった。24日の最終追い切りに騎乗した武は「さすがいい馬。力強い走りをするし、いい動き」と好感触を得た。「潜在能力は高い。折り合いがついたら切れる」と、頭の中にはVイメージが浮かんだ。

 前評判は上がってこないが、侮ってはいけない。春の安田記念では香港の強豪を押しのけ1番人気に支持されたほど。3冠馬に食い下がった昨春の走りを再現すれば、ここでも見劣りしない力がある。

 その前走は、世界的な名手ウィリアムズ騎手が「(勝った)京王杯とは別の馬のようだった」と首をひねる不可解な敗戦。陣営は当時の反省を踏まえ、今回の作戦を練った。前哨戦を使わずに、ここ1本に狙いを絞ったのだ。西園師は「あえてぶっつけで使うことにした。休み明けが一番、走る」と説明する。

 実際休み明けは3戦2勝、3着1回と成績がいい。昨年の弥生賞、今年の京王杯SCとG2・2勝。気性の勝ったタイプで使い込むよりも新鮮な状態の方が力を出せる。ウィリアムズ騎手も前走後「リフレッシュした時の方がいいのかも」と言っていた。不利とされる休み明けも、サダムパテックにはこれが必勝ローテ。

 出来さえ確かなら、舞台は申し分ない。東京コースは6戦2勝2着1回。担当の塩満助手は「調教でも左回りはスムーズ」という。2走前の京王杯SCで自己最速33秒3の脚を繰り出したように、長い直線で持ち味の末脚が生きる。

 「道中は脚をためて、直線勝負」-鞍上が描く優勝へのシナリオを、運も後押しする。東京2000メートルはスタート直後にコーナーがあり内有利とされるが、3枠5番はパーフェクトに近い。西園師も「前に壁がつくれる」と満面の笑み。僚馬シルポートがつくるハイペースに乗じ、中団から一気の差し切りを狙う。

 7年ぶりの天覧競馬。前回05年は、優勝したヘヴンリーロマンスの松永幹騎手が馬上から貴賓席に向けて最敬礼したフィナーレが印象的だった。特別な競馬には、特別な男が似合う。今年は誰だ? 絵になる男、武豊が決める。

 馬連(5)から(4)(1)(6)(13)(16)(11)(14)。

 [2012年10月27日9時12分 紙面から]




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