横浜F・マリノスはFWレオ・セアラ(26)がハットトリックを決めて5-0と快勝した。ハットトリックはクラブ通算22度目。今季は5月1日の東京戦でのFWオナイウ阿道、前節8月15日の大分戦でのFW前田大然に続き3人目。

横浜で年間3度のハットトリックは93年以来、28年ぶり2度目だが、93年はJリーグ初代得点王に輝いたFWディアスが1人で3度達成した。同一シーズンに3選手が1試合3得点をマークしたのはクラブ史上初めてだ。

J1全体でも98年の磐田、04年の浦和、06年の鹿島に次いで15年ぶり史上4度目。日本代表FWオナイウがフランス2部トゥールーズに移籍したが、今季横浜の選手層の厚さを象徴する快記録となった。

チームは前節の大分戦に続いて5得点。2試合連続の5得点以上は、07年の第7、8節、18年の第15、16節に次いでクラブ3度目の最多タイ記録。連続試合5ゴール以上のJ1記録は、磐田が98年第1ステージの第6~8節にマークした3試合連続となっている。

〈同一シーズンに3人がハットトリックを達成したチーム〉

▼98年磐田

中山雅史 5度

奥大介 1度

高原直泰 1度

▼04年浦和

エメルソン 3度

永井雄一郎 1度

山瀬功治 1度

▼06年鹿島

柳沢敦 1度

フェルナンド 1度

野沢拓也 1度

▼21年横浜

オナイウ阿道 1度

前田大然 1度

レオ・セアラ 1度

横浜対仙台 トリコロールカラーの傘をさしサポーターにあいさつする横浜セアラ(撮影・横山健太)
横浜対仙台 トリコロールカラーの傘をさしサポーターにあいさつする横浜セアラ(撮影・横山健太)