屈辱の大敗後、J1アルビレックス新潟の松橋力蔵監督(56)は「修正できなかった」と3度繰り返した。新潟は27日にアウェーで川崎Fと対戦し、1-5で大敗。5失点は今季のリーグ戦ワーストで、今季初の3連敗となった。
選手交代による最初のテコ入れは、0-4とされた直後の後半21分だった。前半14、18分と連続失点し、それでもハーフタイムの交代はなし。後半18、20分にもミスが絡んで失点。4点ビハインドとなる前に、交代のカードを切るなど打つ手はなかったのか?
今季のチームは最初の平均交代時間が「後半19分」。J1の20チームの中で最も遅くなっている。松橋監督は試合中の動きが比較的少ない指揮官といえるが、交代枠が最大5人になった20年以降のJ1各チームは0-2のハーフタイムに交代を行うケースが多く、今回の新潟のように最初の選手交代が4点ビハインドの後半途中というのは、22年5月の柏戦(1-6)でのペトロビッチ監督率いる札幌だけだった。
松橋監督はミスから失点を重ね「修正できなかった自分の責任は大きく、それが大敗につながった」と反省した。それでも、0-5の後半41分にMF星のアシストからFW太田がゴール。ともにけがから復帰した途中出場の2人が一矢報いたのは光明か。負傷していたMF小見も復帰。3試合連続3失点以上と守備の選手層に不安を残すが、攻撃の駒はそろっている。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)




