<高校サッカー:富山第一3-2市浦和>◇3日◇3回戦◇浦和駒場

 富山第一FW渡辺仁史朗(3年)が2ゴールを決めて接戦を制した。前半17分に強引なシュートで先制点を挙げると、8分後にはMF大塚主将からのスルーパスに抜け出して2点目を決めた。小4から同じチームでプレーする大塚と息の合ったところを見せ「どこに出てくるか分かる」と笑顔を見せた。同校の主将で79年度大会に出場した父正蔵さん(52)からは試合前にメールで「点を決めればヒーローだ」とハッパをかけられていた。「今年はベスト4より上にいって、歴史を塗り替えて日本一になる」と意気込んだ。