なでしこジャパン(FIFAランク11位)が、19年女子W杯フランス大会予選を兼ねたアジア杯の1次リーグ第2戦の韓国戦(同16位)を0-0で引き分け、8大会連続8度目のW杯出場権獲得と1次リーグ突破を決めることはできなかった。

 在ヨルダン日本国大使館の柳秀直特命全権大使も初戦のベトナム戦に続いて試合を観戦した。この日の試合後に取材に応じ「残念ながらでしたね。最後、惜しかったですよね。(FW岩渕真奈の)シュートが決まっていれば。まだ1勝1分けですから、なんとか最終戦で決めてほしい。大使館としても応援したい」とエールを送った。

 柳大使はサッカー観戦好きで、日本の1次リーグ最終戦のオーストラリア戦も観戦に訪れる予定だ。印象に残った選手を聞くと「みなさん本当にいいプレーをしていた」としつつ岩渕、MF長谷川唯、DF清水梨紗の名前を挙げた。現職に就く前の14年4月末から17年末までドイツのミュンヘン領事として勤務しており、時を同じくして14年5月から約3年間、バイエルン・ミュンヘンでプレーしていた岩渕への思い入れも明かした。「私はドイツ(生活)が長く、以前ミュンヘンにいた岩渕選手を見ていました。(今日も)よくやっていたと思います」と感慨深げに語った。