サッカーワールドカップロシア大会に出場する日本代表メンバーが今日18日、絞り込まれる。日本協会が午後1時からの会見で壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)のメンバーを発表する。35人の予備登録メンバーから30人弱に絞り込まれるとみられる、事実上の第2次選考。西野朗監督(63)の判断は? 日刊スポーツでは独自に候補42人をリストアップし、ガーナ戦に向け30人を選考した。

 緊急登板した西野監督にとって初めての招集が、選手のロシア行きを左右する重要な決断になる。すでに予備登録された海外組の19人は判明済み。中島が加わったものの、西野色が色濃いとはいえない顔ぶれ。予備登録は35人。残る国内組の16人になり得る候補を加え計40人をリストアップ。16日に「非常にデリケートな時期なので、選考に関しての話は控えたい」と言葉を濁した指揮官になりきって、30人を選出してみる。

<GK>

 無風。前体制と同じトリオで。顔面骨折した東口の復帰戦を指揮官自ら視察、回復も確認済み。ここは常連3人で。

<DF>

 海外組の長友、吉田、酒井宏の3人に槙野を加えた4バックが当確。いずれも前体制の主力で、ここもサプライズはなし。

<MF>

 香川の扱いをどうするか。けが明けの10番の調子は一気に上向いている。実戦から遠ざかるが、実力的には代えの利かない選手。期待も込め有力に。長谷部、山口は文句なし。けが明けの清武が入ればプチサプライズか。

<FW>

 16日のイベントで「もちろん(W杯に)行くつもり。しかも勝つつもりで準備したい」と宣言した本田は微妙。可能性は五分五分とみる。西野監督は就任後、本田と1度も会っていない。マイナス材料とみた。対照的に欧州で会った面々の選出可能性は高い。けが明けの岡崎、飼い殺し状態で出番のなかった浅野は有力とした。新体制では、献身的姿勢がより一層評価されそうだ。

 西野流選考の隠れたキーワードは「プラチナ世代」&「G大阪色」ではないか。同世代の宇佐美、柴崎がお気に入り。10年の長きにわたり指揮を執った強豪のDNAに共鳴するからか、宇佐美&井手口をずっと気にしている。この2つの条件を満たす宇佐美は鉄板。選出オッズがあるならグリグリ二重丸の1・1倍としたい。