サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本を率い、2大会ぶりに決勝トーナメントに導いた西野朗氏(63)が27日、都内で「日本ベスト・カー・フレンド賞」を受賞した。

過去には、はるな愛、壇蜜、橋本マナミらが受賞している。選考にあたったテリー伊藤は、「かっこいいですよ」と受賞者の系譜? でもあるセクシーいや、ダンディーな名将を呼び込み、受賞の理由を「かっこいいでしょ? 監督の横に座れば、助手席で、安全運転で目的地まで連れて行ってくれるんではないか」と説明した。

いとうあさこらとともに選出され式典で壇上に立った日本代表、サムライブルーの前監督。ピッチで指揮する白い開襟シャツの西野スタイルではなく、嫌いなネクタイ(それも何とパープル!)を締め、ビシッとスーツで登場した。

「今日のいでたち。ビックリされていると思いますけど、今日はテリーさんの見立てですから。63年で初めて。こんな派手な格好をしたのは」と照れながらやってきた。

受賞の喜びを「自分にはまったく縁がない賞だと思っていましたので、光栄です」と語った。サッカーに集中し、引退まで免許は持っていなかったという。「36(歳)で免許を取って、それから30年近く。(監督業は)どうしても自分の空間、時間がほしい。(練習への)行き帰り、いい空間を得られて、欠かせないもの」などと話した。

W杯で日本中を熱狂させた名将は、W杯後に、さいたま市のスポーツ特別功労賞も受賞している。