UAEのアリ監督は記者会見で強気の姿勢を貫いた。パスサッカーへの手応えがあるようで、日本の研究も進んでいるという。日本はまだ無失点だが「日本の守備は1次リーグで力を試されてない。われわれは違う。攻撃サッカーをする。得点するためにベストを尽くす」と不敵に語った。ロンドン五輪にも出場した中核メンバーは各年代別代表からともにプレーし、連係を磨く。「日本と戦う準備はできている」と話すMFエスマイールの口ぶりにも自信が漂った。<UAE代表アラカルト>
12年ロンドン五輪に初出場するなど、国を挙げての強化が実りつつある。89年以降生まれのロンドン五輪世代が中心。背番号10の23歳、O・アブドゥルラフマンは「天才司令塔」と呼ばれ、欧州のクラブから注目を浴びる。小柄ながら、小気味いいドリブルと精度の高いパスが武器。23歳のFWハリルは16歳でA代表デビューし、11年アジア杯でも11番をつけた。
★日本との対戦成績
2勝7分け5敗。
★アジア杯最高成績
準優勝(96年)
★W杯出場
1回(90年)
★中心選手
MFマブフート(アルジャジーラ)、O・アブドゥルラフマン(アルアイン)、FWハリル(アルアハリ)
★チームの愛称
アル・アブヤッド(アラビア語で白)
★基本布陣
4-2-3-1