新潟明訓が那覇西に2-0で勝ち、出場6回目で選手権初白星を決めた。

 0-0のまま試合が推移して、田中健二監督(38)がPK戦を覚悟した後半34分、ゲームが動いた。FKからのこぼれ球をMF関口正大(2年)が押し込み、先制点。1点目が強烈なカンフル剤になって、その6分後の40分にFW田辺智大(3年)が追加点を決めた。「ギアが上がった。(田中)監督も、もう1点と言っていた」と田辺は明かした。

 スピードあふれる相手のカウンターに手を焼いたが「勝ちにいくサッカー」を貫いた。次の2回戦はインターハイ覇者の東福岡だが「負けないサッカー」はしない。田中監督は「ウチも力がないわけではない」とひそかにサプライズを狙っていた。