2年ぶり25回目出場の藤枝東(静岡)がPK戦の末に香芝に敗れ、1回戦で姿を消した。

 0-0の後半8分、FW山田盛央(3年)が左クロスを頭で合わせた。直後にもゴール前で反転シュートを放ったが、いずれもGKの好守に阻まれた。再三の好機を生かせずに突入したPK戦で、相手の1人に対して2人が失敗して力尽きた。

 45大会ぶりの全国制覇を目指した戦いは、前回出場の13年度と同様に初戦で幕を閉じた。あまりにも早すぎる敗戦に、山田は「力を出し切れないまま大会が終わってしまった。悔いが残る」。MF渡辺航平主将(3年)も「決めるべきところで決めないとこういう試合になる。1回戦で負けて、応援してくれた方々に申し訳ない」と、がっくり肩を落とした。