国学院久我山(東京A)が神戸弘陵(兵庫)に勝利し、過去最高成績の8強に並んだ。前半終了間際の39分、左CKからFW小林和樹(3年)が頭で合わせて先制。同点とされても後半10分、2年生エースのFW渋谷雅也が右足で決め、勝ち越した。

 連戦中は、疲労を回復するためにホテルで宿泊せずにそれぞれ自宅に帰る。清水恭孝監督(43)は「地元の利を生かして。特に1年生は自分の家の方が落ち着くと思いますしね。いつも通りでいられるので」。渋谷も「家はここから45分ぐらいです。家の方がしっかりケアできる。東京開催はだいぶ大きいと思います」と、ありがたさを感じていた。

 5日の4強をかけた一戦は強豪の前橋育英(群馬)。2年生エースは「今年のチームはあまり結果が出せていないのでベスト4にいけるよう頑張りたい」。DF宮原直央主将(3年)も「歴史に挑むには絶好の相手。僕たちは公式戦で(前橋育英に)勝ったことないので。壁を1枚1枚乗り越えて、埼玉スタジアムに乗り込みたい」と闘志を燃やしていた。