清水エスパルスはJ3ギラヴァンツ北九州に快勝した。

 ゴールした3人全員が今季初得点をマークし、リーグ戦へ弾みをつけた。

 前半11分、MF枝村匠馬(30)のFKをDF角田誠(33)が頭で合わせて先制。後半21分には、MF金子翔太(22)の右CKからFW長谷川悠(29)のヘディングが決まった。その後1点を返されたが、途中出場のMF竹内涼(26)が追加点を挙げ、さらに同ロスタイムにはスルーパスを受けた長谷川がGKとの1対1を冷静に決め、ダメ押しの4点目を決めた。

 長谷川は「なかなか試合に出ることができなくて、不安もあった。いい形で1点目を取れて、その後はリラックスしてプレーできた。次につながる試合ができたと思う」と話した。

 昨季の清水加入後、度重なる足首のケガに悩まされてきた。痛みを抱えながらのプレーが続いていたが、最近になって「練習で、何年かぶりに自分の思うようなプレーができていた」と明かした。

 今季、リーグ戦は途中出場2試合のみ。「自分らしいプレーをしたい」と意気込んでいた。