ガンバ大阪が痛すぎる黒星を喫し、優勝争いから後退した。アウェー・ヴァンフォーレ甲府戦で後半43分に失点し、0-1で敗戦。前半から何度も攻めて決定機を作ったが、シュート10本を結果に結びつけられなかった。後半21分、MF倉田の右クロスからFW長沢が頭で合わせるも枠外。最後に力尽きて失点した形だ。3位から6位に転落した長谷川監督は「もうあと1歩のパワーがなかった」と唇をかんだ。

 アクシデントに見舞われた。右MFとして4試合連続先発のMF藤本が前半39分に右膝を負傷。急きょFWアデミウソンが投入されたが、パスや1つ1つの動きの精度を欠くなど小さなミスが目立ち、倉田は「中途半端だった。今日の負けはほんまにもったいない。取りこぼすチームはタイトル争いが難しくなる」。ここ最近で1勝3敗。首位C大阪が1試合消化が多いとはいえ、勝ち点9差に広がった。試練の夏が続きそうだ。【小杉舞】