ベガルタ仙台はFC東京に0-1で敗れた。後半22分にCKから失点。味スタでの公式戦通算成績は1分け11敗となった。順位は12位のまま変動はなかった。

 降り続く雨の中、選手は勇敢に戦った。13日に主将のMF富田晋伍(31)が左太もも裏肉離れで長期離脱。ダブルボランチの一角にはMF奥埜博亮(28)が入り、キャプテンマークはDF大岩一貴(28)が巻いた。大岩は前半31分、相手FWのヘッドを競り合いながら防いだ。その後は頭にテーピングを巻きながらフル出場。奥埜もMF三田啓貴(27)と連係を取りながらそつなくこなした。

 シュート数は相手を上回る10本で、失点後も惜しい場面はあった。古巣対決の三田は「東京の選手は1人1人のレベルが高いのはわかっていたが、何度か決定機をつくったのは成長の証しだと思う。これからも強い相手と続く。もっとできるように」と固く誓った。