川崎フロンターレが悲願のタイトルへ向け、チーム一丸で試練を乗り越える。チームは19日、神奈川・川崎市内で21日のサンフレッチェ広島戦に向け調整。次節はMF家長昭博(31)、MFエドゥアルド・ネット(28)が出場停止。MF大島僚太(24)とMF阿部浩之(28)は負傷離脱中で、20歳のMF三好康児、23歳のMF長谷川竜也ら若手に先発のチャンスが回ってきた。この日の戦術練習では、中盤にセンターバックのDF谷口彰悟(26)が入る形も試された。

 鬼木達監督(43)は今季の戦いを踏まえ「新しく入った選手が活躍しているので心配していない。どこのポジションをだれがやっても、やるべきことは変わらない」と冷静だった。

 首位鹿島との勝ち点差は5。前節仙台戦は、10人の数的不利の中、0-2の劣勢をはねのけ逆転勝ちをしている。決勝進出を決めたルヴァン杯を含め、タイトルを狙える位置につけ「ここからが大事。個人、チームと成長できている。勝ちながら進んでいければ」と話した。