J2モンテディオ山形のFW鈴木雄斗(24)が川崎フロンターレに電撃移籍することが3日までに明らかになった。鈴木は10番を背負い、今季は右ウイングバックに入り31試合に出場し5ゴールをマーク。独特のタッチのドリブルで1対1の強さを発揮し、サイドから内に切れ込むなど攻撃の起点としてチームの中心選手として活躍した。

 15年に水戸から山形に完全移籍、J2通算119試合に出場し18ゴールを記録するなどキャリアを積んできた。積雪に見舞われたホームでの昨季最終節岐阜戦で、得意のドリブルから2ゴールを奪い、脚光を浴びた。

 父は元日本代表GKの鈴木康仁氏(58)で、自身も日の丸を背負うことを目標に掲げる。昨年9月には県内各所の小学校で選手が語る「夢クラス」に参加。小学生を前に「サッカーをやるからには日本代表を目指す」と宣言していた。