前夜にインドネシア遠征から帰国したFC東京が29日、都内の小平グラウンドで調整した。

 27日のJリーグアジアチャレンジ、バヤンカラFC戦は16歳FW久保建英の2発などで4-2の逆転勝利を収めたが、長谷川健太新監督(52)は「一時はリードを許したし、まだまだ攻守において突き詰めていかないといけない」と強調。久保の台頭には「競争がないとチームは良くなっていかないので」と歓迎した。

 既に沖縄・国頭での1次キャンプを終え「質の高い選手が多いので楽しみなチーム。開幕までにすべてを一気に改善することは難しいが、昨季37得点(リーグ34試合)に終わった攻撃の最後のところや、先制した後のゲーム運びなど、シーズンを通して上げていきたい」と底上げをイメージした。

 31日から始まる沖縄・糸満での2次キャンプでは計4試合を予定。インドネシアではDF丸山祐市が務めたゲーム主将について、指揮官は「まだ試合ごとに指名するつもり。開幕までに決めたい」と明言。今季のキャプテン選びも継続しながらチーム力を高める。