強力新助っ人の名はドローン!? 昨季2冠のセレッソ大阪が現在実施中の宮崎キャンプでドローンを導入することが29日、分かった。空撮による解析で戦術、システムに生かす狙い。ラグビー日本代表の宮崎合宿でも実績のある地元の専門業者が手がけ、撮影は明日31日と2月1日を予定。ACLを含めた4冠を狙える今季、最新機器が強力助っ人となるか。

 仕掛け人でもある「DRONEBASEみやざき」代表の東園剛さん(40)は、地元チームでプレーするサッカー選手でもある。ラグビー日本代表の宮崎合宿でドローンの空撮を手がけたのをきっかけに「サッカーにも生かしたい」とJリーグ各クラブに働きかけ、C大阪で実現することになった。1台約30万円の最新鋭機が新たな可能性をもたらすかもしれない。

 選手の動きを上空から撮影し、解析する。普段は見ることができない視点に選手も興味津々。FW杉本は「上からの映像、見てみたい。何でもチャレンジすることはいい。でも俺は操縦する側になりたい!」。MF水沼は冷静に「選手というよりスタッフ側ですかね。こっちに落とし込んでほしい」と話し、尹晶煥監督は「まだ(映像を)見てないから何とも言えない」。シーズン通して使える戦力か、宮崎キャンプで“テスト入団”となる。【実藤健一】