サッカーの元日本代表FWで、1月に現役引退を表明した元J1ベガルタ仙台の平山相太(32)が22日、仙台市内で引退会見に臨み「度重なるけがで、トップレベルのパフォーマンスができない。後悔はない」と語った。

 長崎・国見高時代に全国高校選手権で2大会連続得点王となり「怪物」と称された。2005年に筑波大を休学(その後退学)してヘラクレス(オランダ)入りし、06年からFC東京でプレー。昨季在籍した仙台ではけがの影響もあり出場なしに終わった。現役時代を振り返り「小さいときに憧れたワールドカップ(W杯)に出られなかったのは心残り」と話した。

 今後はサッカー指導者を目指し、再び大学に進学する予定。「大きな夢はプロの監督。(国見高時代の恩師)小嶺先生のような指導者になりたい。次のステップを楽しみにしている」と将来を思い描いた。