浦和レッズから今季新加入のガンバ大阪MF矢島慎也(24)が28日、大阪・吹田市内で行われた紅白戦で主力組に入った。

 3月3日のアウェー鹿島アントラーズ戦に向けて、20歳のMF市丸とボランチを組み、中盤を操った。スルーパスや攻撃への意識が持ち味の矢島だが「今はよりバランスを意識している」という。

 沖縄キャンプでは主力として中盤に入っていたが、名古屋グランパスとの開幕戦直前に高卒新人MF福田が抜てきされ、控え組へ。G大阪での公式戦デビューとなった名古屋戦は後半15分からの途中出場だった。

 新天地でもがきながらも、戦術を整理して取り組んでいる。「攻守両方とも意識しないといけない。いい守備をしたらいい攻撃が生まれる。もっと自分を出していかないと」。次戦は強豪鹿島。「開幕戦は消化不良だった。レビークルピ監督からも『(力を)出し切れ』と言われた。全員で出し切ってやっていくべき」。昨季から続く公式戦14戦未勝利に終止符を打つためにも、新戦力が勝利に貢献する。