ジュビロ磐田は26日、ヤマハスタジアムでJ2松本山雅FCと練習試合を行い、1-0で勝利した。MF中村俊輔(39)とMFアダイウトン(27)が負傷離脱する中、名波浩監督(45)は2トップをテスト。1本目はFW川又堅碁(28)とFW小川航基(20)が先発した。

 同8分、MF宮崎智彦(31)のクロスに、2トップが反応。小川航が空けたスペースに川又が飛び込み、頭で合わせた。ネットを揺らすことはできなかったが、小川航は「攻撃に厚みは出ると思います」。2本目に小川航とコンビを組んだFW中野誠也(22)もシュート3本と、攻撃面では可能性を感じさせた。

 一方で、守備では課題を残した。川又は「航基との連動が足りなかった」と言い、小川航も「2人の距離が遠くなっていた」。相手の攻撃を限定する役割については、反省を口にした。

 18日のアウェー広島戦を体調不良で欠場したDF新里亮(27)とMF上原力也(21)はフル出場し、完全復活をアピール。リーグが再開する4月1日のホーム浦和戦に向け、川又は「いるメンバーで何とかするために、連係面を高めていきたい」と気を引き締めた。【前田和哉】