FC東京が、開始13秒のFW富樫敬真(24)の移籍後初ゴールと、18年公式戦初出場のMF梶山陽平(32)の、ナビスコカップ時代の12年9月5日の清水エスパルス戦以来、5年7カ月ぶりのゴールでリードも、横浜F・マリノスもFW伊藤翔(29)が後半22、39分に2発決め、引き分けに終わった。

 東京は開始13秒、自陣からのロングフィードをはじこうとペナルティーエリアから飛び出した相手GKとDFが激突し、こぼれたボールを、富樫がひざで1トラップし、右足で決めた。

 前半38分には、DF太田宏介の左クロスに反応した梶山が、ゴール前中央でカンフーキックのように右足でボールを蹴りこんだ。梶山はピッチに倒れ込むも、満面の笑みを浮かべた。梶山にとってリーグ戦を含めた公式戦のゴールは、大分トリニータ時代の13年8月17日の浦和レッズ戦以来、4年8カ月ぶり。東京でのゴールはナビスコ杯清水戦以来だった。

 後半、横浜が反撃に転じた。伊藤が後半22分、途中出場のMF吉尾海夏のパスを右足で豪快に決めて1点差とすると、同39分にはFW仲川輝人の右クロスを、ファーサイドに走り込んだ伊藤が左足で押し込み同点。試合は、そのまま終了した。