アルビレックス新潟がツエーゲン金沢に競り勝ち、今季初の連勝。勝ち点3を呼び込んだのは、ルーキー渡辺新太(22)のプロ初得点だった。

 2-2の後半44分、ゴール前でFW矢野貴章(34)、FW田中達也(35)が競り合ってつないだボールが、渡辺新の前に転がった。

 「とにかく思い切って打った」と右足を振り抜いたボールがネットに突き刺さる。同時に、4000人の新潟サポーターが待つ観客席に向かってガッツポーズをしながら走った。

 これが2試合目のスタメンで、さっそく結果を出した。「自分のゴールで勝てたことがうれしい。これからも1つずつ勝っていくだけ」。順位は14位から11位に浮上。ルーキーが反転攻勢の起爆剤になる。