2試合ぶり先発の3トップが、連勝でクラブのJ1最長不敗記録を10試合に伸ばす。北海道コンサドーレ札幌は今日5日、ガンバ大阪を札幌厚別で迎え撃つ。不敗9試合を主力として戦い、前節サガン鳥栖戦メンバー外だったFW都倉賢(31)MFチャナティップ(24)MF三好康児(21)がそろって先発見込み。ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「休んだ選手はいい状態でプレーできる。チームとしていいこと」と休養明けとなるFW陣の活躍を期待した。

 前線の3枚を一気に変える前節の決断は、中2日で戦うG大阪戦を見越していた。チームは前日4日に鳥栖から帰道したばかりで、この日の会場での練習は軽いメニューで終えた。「(6連敗中だった鳥栖は)追い込まれた状況で何が何でも勝ちに来る。泥臭く、走り、戦う試合になると想定した」というペトロビッチ監督。フレッシュな選手起用が当たった。今節については「戦術的、緻密さが求められる戦いになるだろう。タイプの違う2試合」と分析。主力として結果を残している攻撃陣で臨むつもりだ。

 鳥栖戦の逆転勝利を映像で確認していたという都倉は「思ったことは見てるよりプレーがしたいということ」と振り返り「芯から疲れが抜けた。休みをもらった分、引っ張っていきたい」と、“リフレッシュ休暇”効果でやる気をみなぎらせた。前節で順位を1つ上げ、現在ACL圏内の3位。「もっともっと良くなると信じている。いい意味で3位で満足できないくらい、上を目指してやっていけたら」と、貪欲さを見せていた。【保坂果那】