サガン鳥栖は6日清水エスパルス戦前に、本拠地ベアスタのクラブ事務所前で、竹原稔社長(57)が、2度目のサポーターとの質疑応答を約40分行った。

 鳥栖は、前節の2日札幌戦で泥沼の7連敗。試合がなかった5日、暫定ながら名古屋に抜かれ今季初めて最下位に転落した。

 J2降格圏で苦しむ危機的状況に熱心な約60人が詰めかけた。サポーターからは、J2降格の場合には社長辞任を要求する意見まで飛び出し、竹原社長は「それ(辞任)が一番、ベストの選択であればそれを選択します」と覚悟を示した。

 一方、打開策を問われると、「これでもかというぐらいの補強をしたい。背伸びしてでもしっかりした選手を補強する。安心してください」と決意表明も。マッシモ・フィッカデンティ監督(50)の進退にも触れ「今の状況の責任は、クラブとして痛感している。今は少しだけ歯車が狂っているので、批判を監督や選手に向けないでほしい。だからあえて、監督の解任はない」と、解任を否定した。