FC東京から横浜F・マリノスに移籍したFW久保建英(17)が17日、横浜市内で移籍後初の屋外でのチーム練習に参加した。

 約1時間のフルメニューをこなし、練習後には居残りでチームメートとシュート練習も行った。

 練習を終えた久保は「(チームメートは)いろいろ気にかけてもらっているので、そこは非常にありがたいですし、監督やスタッフともコミュニケーションがとれている。いろいろな選手の特徴だったり、逆に自分の特徴を覚えてもらえればうれしいですね」と話した。

 ピッチの約3分の2を使った11対11のゲームでは、3-6-1のシステムの中盤の2シャドーの位置に入った。「シャドーのポジションは自分は好きですし、それで今すぐに100%とはいかないですが、良さも出せるし、対応しやすいポジションだと思う」と手ごたえを口にし、自身のコンディションについては「悪くないです。調子がいいとは自分ではあまり言わないんですけど、悪くはないかなという感じ。どこが痛いとかないし、今までもコンディション調整は自分でしっかりやってきているので」と話した。

 19日の鹿島アントラーズ戦(カシマ)では移籍後初出場が期待されている。「少しでも早くチームになじんで、少しでもチームの力になるためにここに来ている。いいものをもたらしたいと思います」と意気込んだ。

 ポステコグルー監督は久保について「練習試合も含めてFC東京で試合に出ていた時からみていました。自分たちのサッカーに合うと思うし、チームを助けてくれる存在になると思っています」と加入を喜んだ。鹿島戦での起用については明言を避けたが「ずっと(前所属の)FC東京で練習してきているし、いい準備ができているかなと思います。全員に出られるチャンスはあります」と前向きな姿勢を示した。