台風が迫ってJ1の2試合が中止となった中で行われた1戦は浦和レッズがFW興梠慎三の2ゴールなどで逆転勝ち。勝ち点41とし、3位鹿島アントラーズと4差に。来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場を視界に捉えた。

前半35分に先制を許したものの、3分後にMF長沢和輝が取り返して同点。同41分には興梠の鮮やかなループシュートで逆転した。後半に1度は追いつかれたものの36分にふたたび興梠が決め、貴重な勝ち点3を得た。オズワルド・オリベイラ監督は試合後「難しい試合だった。柏がいい試合をした。今季見せたことがないような高いパフォーマンスを見せた」と相手をたたえた。

後半からは視界が悪くなるほどの雨が降り出し、プレー中にはピッチに水しぶきがあがることも。終始ベンチを出て指示を送ったオリベイラ監督は、会見中にくしゃみをして「すみません、試合中に雨が降っていたので」と両手をあげて笑顔で謝罪する場面もあった。