J2アルビレックス新潟は今日13日の第37節、6連勝をかけてヴァンフォーレ甲府とアウェーの山梨中銀スタジアムで対戦する。右サイドバックのDF川口尚紀(24)が攻守のスイッチ役になる。チームの連勝に併せ、自身は5戦連続フル出場中。的確な守備と突破力で白星の土台をつくる。

「初めのころより守備のポジショニングが良くなってきた。マークの受け渡しもスムーズになった」と、川口は自らのプレーを分析する。そして「集中して守りたい」と甲府戦に向けて気を引き締めた。

前回対戦では、新潟は1-5で敗れた。13年、川口と新潟に同期入団の甲府・MF小塚和季(24)に2得点を許した。ただ、川口はこのときは出場していない。「甲府は小塚の攻撃から始まっている。センターバックにそこを抑えてもらって、自分はケアをする」と冷静にプレーをイメージした。

第30節アビスパ福岡戦から7戦連続スタメン。連勝が始まったFC岐阜戦からフル出場が続く。片渕浩一郎監督(43)は守備面について「しっかり役目を果たしている」と評価。同時に「攻撃も外の突破だけでなく、内に入ってシュート、クロスを狙えている」と成長を認める。

川口も攻撃は意識している。「ゴール前にいる選手には、僕のクロスがここに来る、というのを感じて欲しい」。自信を持ったプレーはチームメートから信頼を得た。それが6連勝にもつながる。