鹿島アントラーズは27日、横浜F・マリノスFW伊藤翔(30)の完全移籍での獲得を発表した。

伊藤は愛知・中京大中京高時代にアーセナルの名将ベンゲル監督に才能を認められ“和製アンリ”と称された。07年にフランス2部のグルノーブルに加入。10年に清水エスパルスに移籍し、14年からは横浜でプレーしていた。今季はリーグ戦26試合に出場し8得点。9月22日のジュビロ磐田戦で負傷し約1カ月離脱したが、センターFWの主力としてチームのJ1残留に貢献した。J1通算183試合37得点。

伊藤はクラブを通じ「アジアチャンピオンクラブに加入でき、非常に光栄に思っています。タイトル獲得の力になれるよう身を粉にして頑張りたいと思います」とコメントした。

横浜を通じては「今年は厳しいシーズンになってしまい申し訳ありませんでした。また、タイトルまであと1歩というところで掴み取る事ができなかったのも悔いしか残っていません。マリノスは大好きなクラブでしたが、サッカー選手として、人間として、さらに成長するためにこの決断に至りました。この決断を尊重してくれた強化部、選手、スタッフには感謝しています。頑張ってきます」とコメントした。