帝京長岡が高知西に6-0で大勝した。84年度の大会で新潟工が1回戦和歌山北に6-0で勝った時と並ぶ新潟県勢最多タイ得点。FW晴山岬(2年)が達成したハットトリックは県勢初の快挙だった。「取りあえず、チームが勝つことが大前提。ハットトリックはオマケ」と晴山は3得点にも浮かれなかった。

同校は、8月の全日本U-18フットサル選手権(仙台)の覇者。細かいパスをつないで崩すのがチームのお家芸だ。古沢徹監督(33)は「中央のコンビネーション、サイドからの仕掛け」をチームの特徴に上げる。

その持ち味を出し切っての快勝だったが誰もが満足していない。「(DFラインから)見ていて気持ち良かった」と流れからの得点を振り返った主将DF小泉善人(3年)は「点を多く取って少し緩んだ。この程度のプレーの精度ではまだダメ」と上位進出を意識していた。