立正大淞南(島根)は、前半2分に失点し、0-1で敗れた。

今大会で2戦10得点と好調だった攻撃陣が、矢板中央(栃木)の強固な守備陣に封じられた。1回戦で2得点、2回戦でハットトリックを達成しているFW藤井奨也(3年)が前半25分にシュートを放つも、GK正面。セットプレーではサインプレーで相手かく乱を試みるも、ゴールにはつながらなかった。相手の6本を上回るシュート8本を放ったが無得点に終わり、藤井は「自分たちの縦に速い攻撃を貫いたが、決めきれなくて悔しい。最後の精度が低かった。相手との力強さにも差があった」。

南健司監督(48)も「試合に出た人も、出なかった人も、スタンドにまわった人も、みんなサッカーは続ける。ここをスタートにしてほしい。選手たちはよくやってくれた」と今後のサッカー人生の糧とすることを願った。