尚志(福島)はU-17日本代表FW染野の2戦連発で1-0と帝京長岡(新潟)を撃破し、7大会ぶりの4強入りを決めた。

前半22分にスルーパスに抜けだし、殊勲弾の染野は「大迫(勇也=ブレーメン)選手が目標。点もとれて相手から恐れられ、嫌がられる選手が、半端ない存在かなと思っています。自分もそれが求められている」。鹿児島城西時代の選手権10得点をマークした日本代表“半端ない男”の背中を追う。

今大会前は東日本大震災から7年ぶりに復活営業を開始した福島・Jヴィレッジで合宿を行った。仲村監督は「県民に明るい話題を届けたい」と使命も担う。「次は同じ東北で勉強させていただいている(青森山田)黒田監督。その先には(習志野時代の)恩師(流通経大柏・本田監督)も待っている。絶対にやりたい」。福島のため、師弟対決のため、チャレンジャー精神で初優勝に挑む。