G大阪宮本恒靖監督(42)が、思い出の横浜戦で23日の開幕(パナスタ)を迎える。22日は大阪・吹田市内で最終調整。昨季途中で就任した指揮官にとって、監督として初めて臨む開幕戦で「日に日に状態も良くなっている。サッカーも研ぎ澄まされてきた。いい形で迎えられる」と自信を示した。

開幕戦はやはり特別。宮本監督が現役時代の96年、初めて臨んだ開幕戦の相手も横浜だった。「覚えています。気持ちも入っていたし、アウェーで勝ったのがいい思い出」。当時は2-1で勝利。23日の一戦も8年ぶり開幕勝利でスタートダッシュを切りたい。

キーマンは中国・広州恒大から加入した韓国代表DFキム・ヨングォン。指揮官は「(合流して)3週間しかたっていないけど、みんなとコミュニケーションをとっている」。左利きのセンターバックに期待は高い。キムも代表で主将マークを巻くことがある存在。元日本代表主将の指揮官は「存分に経験やリーダーシップを発揮してくれ、と伝えた」という。

沖縄2次合宿から大阪へ戻り、非公開で練習試合も組んできた。「こぼれ球の予測も練習試合で良くなってきていた」。万全の状態へ整えた宮本監督がチームを勝利へ導く。