鹿島アントラーズの日本代表DF安西幸輝(23)が、国際親善試合キリンチャレンジ杯対ボリビア戦から中3日で、チームのリーグ戦に先発出場することが濃厚となった。

30日の磐田戦(ヤマハ)でスタメン予定。連戦が続くが「代表選手はみんな連戦続き。中3日あれば大丈夫」と涼しい顔で話した。

初めての日本代表では「スピード感の違い」を感じた。Jリーグのゲームではボールが落ち着くポイントがあり、セットしてから攻撃に入るが、代表クラスになると対戦相手も含めて、相手がセットしていない状態で前に行くスピードが速いという。サイドバックの選手として「後ろもオーガナイズしてそれについていかないといけないので大変」と安西。世界レベルを肌で感じた。

それでも、「Jリーグと代表が違うと分かった上で、代表でやってきたスピード感を出そうといきなりやったらチームに迷惑がかかるし、それを出すことによってエゴが生まれる。そういうのは1回捨てて、鹿島の勝利のためにやれることをまず1つずつやる」。持ち前の運動量で、チームのために走り続ける。