清水エスパルスDF立田悠悟(20)が「クボタケ」封じを誓った。6日のアウェー・FC東京戦に備え、3日は静岡市内で調整に励んだ。立田は次戦もセンターバックでの先発が濃厚でゲーム形式の練習では持ち前の対人の強さを発揮。次戦はU-22(22歳以下)日本代表でチームメートだった東京MF久保建英(17)とのマッチアップが予想される中「個人の戦いでは負けられない」と表情を引き締めた。

先月22日からはU-22日本代表の一員としてミャンマー遠征に参加。代表では頼れる存在だった17歳のアタッカーも、対戦相手になれば要注意人物となる。現地では練習で何度も対峙(たいじ)し、久保の特徴は把握済み。独特の間合いと繊細なボールタッチを警戒しつつも「年下なので負けちゃいけない」と真っ向勝負を挑む構えだ。

チームは開幕から5戦未勝利(2分け3敗)。前節湘南戦はセットプレー絡みで3失点した。この日の実戦練習ではセットプレーの守備を重点的に確認。「練習から突き詰めてやっていく」と立て直しを図っている。対する東京は開幕から5戦負けなしで2位。難敵だが、立田は「我慢してやり続けるだけ」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】