鹿島アントラーズと清水エスパルスの一戦では“令和初誤審”疑惑も浮上したが、結果は鹿島が3発と快勝した。

開始1分、鹿島DF町田がペナルティーエリア手前で清水FW北川を倒して“令和初イエローカード”。いきなり迎えたFKのチャンスに清水MF中村は直接ゴールを狙ったが、ラインを割ったかに見えたボールは鹿島GKクォンにかき出され、ノーゴールと判定された。ゴール前に詰めていた清水FWドウグラスは審判団に猛抗議したが、ゴールは認められず。クォンは「ゴールラインを越えても越えなくても、GKとしては止めることが仕事」と話すに留めた。

試合はその後主導権を握った鹿島が前半10分にMF土居のハーフボレーで先制。後半には途中出場のFW安部が今季初ゴールを決め、DF安西の2戦連続弾で突き放した。安部は「後ろがあれだけ押し込んでくれたから、前で仕事をするだけでした」と謙遜し、チーム全体でアグレッシブに戦えたことを勝因にあげた。