FC東京がMF久保建英(17)の2ゴールなどで、大分トリニータとの上位対決を制した。

先制点は前半30分。日本代表に選出された3人のプレーによって生まれた。

右サイド深くからMF久保建英が仕掛ける。DFの股下を狙ったグラウンダーのクロスは阻まれるも、後方からカバーに入ったDF室屋成が拾ってふたたびクロス。フリーで待っていたMF橋本拳人にぴたりとつけると、橋本もしっかりと頭で合わせてゴール右隅へ決めた。

39分の追加点は久保建が決めた。相手がカウンターに出ようとしたところを左サイドでボールを奪って止めると、そのままドリブルでペナルティーエリア内まで進入。自ら左足をコンパクトに振り抜き、鋭いシュートでネットを揺らした。

後半14分に大分FWオナイウ阿道に左足で決められて1点差とされるも、勝負を決める1発はふたたび久保建。後半ロスタイム1分に相手の最終ラインとGKの間でのパスミスを突いて相手陣内でボールを奪うと、GKを冷静に振り切って約20メートルのところから左足で無人のゴールへ冷静に流し込んだ。

久保の活躍で勝ち点を33に。がっちり首位を固め、代表による中断期間に入る。