ヴィッセル神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター(SD、44)が11日、今季2度目の監督交代に至った経緯を説明した。

「バルセロナ化」を掲げ、昨季途中に就任したフアンマヌエル・リージョ監督でスタートも、逆転負けを喫した4月14日のサンフレッチェ広島戦後に辞意を伝えて退任。昨季も率いた吉田孝行監督の再登板となったが「助けてほしいと無理を言って引き受けてもらったが、けが人も多くなかなか結果が出なかった」と三浦SD。ドイツ人のトルステン・フィンク氏(51)にバトンは渡った。

フィンク氏については「統率力があり、一体感をもたらす。トータル的なものを含めて、フィンクにお願いした」。目指すスタイルに関しても「ドイツ人だからといって、やりたいサッカーは変わらない。より攻撃的なポゼッションサッカーになると思う。その点は何度も話し合ってきた」。

契約は「来季も含めて」(三浦SD)。15日FC東京戦(味スタ)からの指揮を目標に就労環境を整えるための諸手続きを進めている。