2度目の監督交代に踏み切ったヴィッセル神戸の新スタートに「P」不在は決定的となった。咽頭炎などの体調不良でドイツに一時帰国のルーカス・ポドルスキ(34)は、当初、練習に合流予定だった11日も姿はなかった。

三浦淳寛スポーツダイレクター(SD、44)は「まだドイツにいます」と説明し「1日でも早く戻ってほしいと願うだけ」と話した。ただ、関係者によると回復は順調で、早期復帰に向けてドイツでトレーニングも行い、問題がなければ今週中にも再来日する。

吉田孝行監督(42)に代わりトルステン・フィンク新監督(51)を発表。クラブが掲げる「バルセロナ化」は、ドイツ人指揮官になっても「スタイルの変更はない。より攻撃的なポゼッションサッカーになる」と三浦SDは断言。就労環境が整えば、15日の東京戦(味スタ)が初陣となるが、元ドイツ代表も欠かせない戦力だ。また三浦SDは、新監督とは「来季も含めた」複数年契約と明かした。