ガンバ大阪の宮本恒靖監督(42)が、格下相手でも緩まない姿勢を示した。

3日の天皇杯2回戦、J3カマタマーレ讃岐戦へ、2日は大阪・吹田市内で非公開で調整した。宮本監督は「みんなあの苦い思いがある。最初の試合から引き締めてやると思う。(選手、戦術を)試すより勝ちにいく試合」と気合をみなぎらせた。

昨年の悪夢を払拭(ふっしょく)する。宮本監督はまだ就任前だったが、G大阪は同2回戦で関学大にまさかの敗戦を喫した。「選手の時も、下のカテゴリーの相手とやる難しさは感じていた」。それだけに「調子、コンディションがいい選手を使う」とベストに近い布陣で、全力で臨む。

一時は降格圏でもがいたが、J1リーグ戦で直近6戦負けなしで13位に浮上。「今のいい流れを生かしながら戦いたい」。7日には首位FC東京とのアウェー戦。つなげるためにも勝利と中身にこだわる。