J2モンテディオ山形はホームで徳島ヴォルティスと対戦し、5試合ぶりに勝利を飾った。

前節のFWバイアーノ(24)に代えFW大槻周平(30)を1トップ据える布陣で臨んだ。前半19分、相手にPKを与え先制を許してしまう。1点ビハインドで後半に入ったが、そこには前半より明らかに連動する山形イレブンの姿があった。ついに後半17分、左サイドを崩して好機をつくると、新エースの期待を担う大槻が左足で同点弾をゲット。チーム5試合ぶりのゴールが呼び水となり、続く27分にも同じ左足でPKを決め勝ち越した。大槻は「苦しいときを過ごし、サポーターにも悔しい思いをさせていた。今日は絶対に勝利に貢献したかった」と、相当な覚悟で臨んでいた。38分には途中出場の新加入FW高木彰人(21)が移籍初ゴール。花笠祭りを目前に、山形が息を吹き返した。